力を加える方向を決めるため、歯の根の配列と1本ごとの傾き（上の歯と鼻の位置関係）の確認を行います。また、矯正治療には欠かせないセファロ（頭部X線規格写真）によって顎の傾きや位置を精確に分析します。

横から見た時の上下の顎のずれを測定し、上下の顎に対する歯の角度や位置をミリ単位で測定します。更に顎の成長方向の予測も行い、理想的な顎の噛み合わせの設計図を作ります。

笑顔になった時に歯はどのくらい見えるのかや、唇や周囲の緊張具合の確認と記録を行います。

歯と歯茎の関係の記録をとるため写真を撮影します。

ドクターによるカウンセリングを受けたい方や、治療について具体的にお考えの方はお電話でカウンセリングをご予約ください。

実際に患者様の歯並びやお口の中の状態を見て、疑問や不安についてお答えしていきます。中には初回相談料が必要な歯科医院もありますが、当院は無料でカウンセリングを行っておりますのでご安心ください。精密検査を行うかどうか、カウンセリングでのご説明を聞いていただいた上で決定していただくことが可能です。

詳細な診断と矯正治療計画の立案のための精密検査を行います。歯やお顔の写真撮影、顎の骨のレントゲン撮影、歯型とり、噛み合わせの検査、お顔とお口元のバランスを見るなど様々な検査をします。
診断と治療計画には3次元CTを使った撮影が必要になることがあります。治療前の検査で顎の骨の状態を正確に把握することが出来る歯科用CTの利用は、矯正治療において精度の高い治療計画立案に役立てることができます。

検査の結果をもとにした今後の治療方針・治療期間・治療方針などの詳しいご説明を行っていきます。患者様一人ひとりのご希望をしっかりお伺いし、話し合いながら最適な治療方法や治療装置を決定します。「矯正治療を行うかどうか」の最終的な決定はこの段階でしていただけます。

虫歯などがあれば、矯正装置を装着する前に治療を行います。抜歯の必要がある場合も同様に装着前に抜歯を行います。

目的に合わせた矯正装置の装着を行います。矯正装置を装着した後は1ヶ月に一回程度、ワイヤー調節マウスピース型矯正装置や歯の状態チェックのために通院していただく必要があります。

矯正治療が完了したら、矯正装置を外してきれいに歯の表面を研磨します。

歯を並べ終わったら、元の位置に戻ってしまうことを防ぐためにリテーナーと呼ばれる保定装置を装着します。最初の半年間は最も後戻りが起こりやすいため、半年間は一日中リテーナーの装着が必要です。リテーナー装着中も3〜6ヶ月に一回は通院していただき、歯並びの状態チェックを行います。