ブログ

2022.06.27

歯列矯正で小顔になる?

テレビや雑誌といった多くのメディアで取り沙汰されたこともある「歯列矯正の小顔効果」ですが、歯列矯正治療を行うことによって、本当に小顔になるのでしょうか?

「歯並びと顔のサイズは関係ない」と思う方もいるかもしれませんが、可能性としてゼロではありません。

 

 

歯列矯正が与える小顔効果

まず結論ですが、歯の矯正治療で直接的に小顔効果を得ることはできません。

なぜなら、歯列矯正は歯並びを整えたり、歯の噛み合わせを改善する治療であり、小顔効果を目的とする治療ではないからです。

 

しかし、歯並びや噛み合わせの悪さという歯の問題が、見た目にまったく影響を与えないかと言えば一概にそうともいえません。

 

歯列矯正にはダイエット効果があるとも言われています。

歯並びを整えて噛み合わせが正しくなると、しっかり食べ物を噛むことができます。

しっかりと噛むことで満腹中枢が早く満たされることから、食べ過ぎ防止になり、結果的にダイエット効果が期待でき、小顔になるということでしょう。

 

噛み合わせの悪さと顔の歪み

歯並びが悪い、歯の高さが高すぎる・低すぎる、被せ物・詰め物の高さが合っていないなどの理由で噛み合わせが悪くなることがあります。

噛み合わせが悪いというのは、どこか一箇所の歯に過度な負担がかかっていたり、顎関節に不自然な力がかかっていたりする状態です。

 

この状態が続くと、人によっては顔貌のバランスが崩れるおそれがあります。

逆に、矯正治療や補綴物の調整などによって噛み合わせを改善することで、顔貌のバランスが改善されるケースもあるようです。

 

 

歯ぎしりはフェイスバランスを崩す原因になる

歯ぎしりは睡眠中に起こる現象で、実はその原因はまだはっきりと解明されていません。

歯並びやストレス、遺伝、カフェインの摂取、喫煙、抗うつ剤の副作用などが原因ではないかとされています。

睡眠中に起こる歯ぎしりや食いしばりの圧力はおおよそ60キロ〜80キロといわれています。

このような力で歯を擦り合わせ、食いしばるのですから、歯や顎にかかる負担は相当なものです。

 

歯ぎしりは歯を痛めるだけでなく、顔の筋肉のつき方にも大きな影響を与えてしまいます。

歯をグッと噛み締めたときに、顎の下の筋肉、咬筋(こうきん・顔のエラ部分)が出っ張るという人は、すでに影響が出ている証かもしれません。

このように歯ぎしりはエラ張りの原因となり、フェイスバランスを崩す元凶となるのです

 

 

すべての人に歯列矯正が良いとは限らない

歯列矯正をすれば小顔になれる!と思われるかもしれませんが、全ての人に小顔効果があるわけではありません。

歯列矯正を行うことで小顔効果が期待できるのは、次のようなタイプです。

 

・エラが張っている人

・頬の骨が角ばっている人

・頬骨が出ている人

 

しかし小顔効果だけを考えて歯列矯正を行うだけでなく、歯並びを整えることで得られるメリットにも期待してください。

歯並びを整えることでブラッシングが行いやすくなり、虫歯や歯周病になりにくくなります。

特に歯周病は口元の印象を悪くしてしまいます。

 

 

最後に

私たちの噛み合わせは、年齢とともに変化していきます。

噛み合わせが変わると、顔貌に影響するリスクがあるだけでなく、口腔内の健康が阻害されたり、全身の健康まで脅かされることがあります。

「噛み合わせは変化するもの」という認識を持ち、定期検診でチェックを受けることをおすすめします。

 

スッキリした顔は、口元から作られると言っても過言ではありません。

魅力ある口元を作り出し、若々しい印象を与えましょう。

 

当院では、患者様、一人ひとりに合った矯正治療をご提案させていただきます。

歯科矯正をお考えの方は、ぜひ当院へお気軽にご相談ください!

 

お問い合わせはこちらから

https://shirokane-smile.com/contact/

宮本文雄

 

一番上に戻る
TEL:03-5447-5533TEL:03-5447-5533 初診WEB予約初診WEB予約 再診WEB予約再診WEB予約