皆さんは人間の噛む力がどれくらいあるかはご存知ですか?
作業に集中しているとき無意識に歯を食いしばっていたり、朝起きると顎が疲れていた、といった経験をされたことがある方もいらっしゃるかと思います。
人間の噛む力と、噛む行為によってどのような影響があるのかをご紹介致します。
人間の噛む力
人間が力いっぱい歯を食いしばった時にでる噛む力は、自分の体重に比例しているそうです。
例えば、体重65㎏だとしたら噛む力は65㎏を出すことができます。
この噛む力ですが、自然界に目を向けると、犬は100㎏以上、ライオンで400㎏にも上ると言われており、人間のように食べ物をまんべんなくすりつぶす構造の歯に比べ、元来の顎の強さに加え、噛む力が犬歯に集中する事も、肉食動物のパワーの源となっていると言われています。
人間の噛む力をPa(※噛む力の単位)で示すと、110万Paだそうです。
ちなみに生き物でもっとも噛む力が強いのはイリエワニで、その力は5309万Paにも及ぶそうです。
ものを噛むときの力は個人差が大きく、小さい力で効率よく食事をする方や、歯を食いしばるようにして力を込めて食事をする方がいます。
後者の方は加齢とともに歯の耐久性が低下しても強い力でかみ続ける事が多く、最悪、歯が次々に割れてしまうことがあります。
硬い食べ物を噛み砕くためには、歯と歯茎にも力がかかります。
そのため食べ物を美味しく味わいながら噛むには、 これらの力に耐えれる健康な歯と歯茎が必要になります。
咀嚼良好者(よく噛めて食事が出来る人)の割合は、40歳代から低下し始め、60歳代で急降下することがわかっています。
定期検診はもちろん、噛み合わせを良くすることも歯を守る一つの方法と言えるでしょう。
しっかりと自分の歯で食事が出来れば健康な生活に繋がります。
しっかり噛める歯で過ごすために、定期検診、場合によっては歯科矯正を検討されてみてはいかがでしょうか?
当院では、患者様、一人ひとりに合った矯正治療をご提案させていただきます。
歯科矯正をお考えの方は、ぜひ当院へお気軽にご相談ください!
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宮本文雄