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2023.05.01

小学校低学年の歯列矯正で用いられる可撤式装置

子どもの歯列矯正のうち、6歳~12歳頃の乳歯列期~混合歯列期に行うものを1期治療といいます。今回は1期治療にて使用される可撤式矯正装置にはどのようなものがあるかご紹介します。

 

1期治療で使用される矯正装置

1期治療では、顎の骨の成長に合わせて将来生えてくる永久歯が並ぶためのスペースを整える治療を主な目的としています。そのためには、顎の骨を広げる装置や、正しい噛み合わせに導くような装置を用いて土台作りをします。1期治療で使用される矯正装置は、可撤式装置、非可撤式装置、顎外固定装置の3種類に分けられます。

 

自分で取り外しができる装置(可撤式装置)

可撤式装置は食事や歯磨きの時には外すことが出来るので、お口の中を清潔に保ちやすくなります。また、24時間装着するということではないので負担も少なく済みますが、決められた時間は装着できるように自己管理する必要はあります。

 

・拡大床

歯が並ぶスペースが足りない場合に、成長に合わせて少しずつ歯列の幅を広げていくためのプレート型装置です。装置に取り付けられているネジを調節することで、徐々に顎の骨を広げていきます。顎の骨が成長段階にある小学校低学年頃のうちだからこそ取り入れられる装置です。

 

・バイオネーター

下顎の成長が十分でない場合に、下顎を前方向への成長を促す装置です。出っ歯の治療に用いることが多く、主に就寝中に装着します。

 

・リップバンパー

唇や頬からの圧力を排除し、舌の筋力を利用して下顎の歯列を広げる装置です。1日に20時間近く装着する必要があるため、自己管理が大切です。

 

このほかにも、舌と唇のバランスを整えるムーシールド、下顎を正しい位置に導くツインブロックなどがあります。

 

まとめ

今回は、1期治療にて使用される可撤式矯正装置についてご紹介しました。成長期に歯列矯正を受けて歯並びや噛み合わせを整えることは、生涯健康に生きていくために様々なメリットをもたらします。

当院では治療実績の豊富な矯正専門医が在籍しております。まずはお気軽にご予約ください。カウンセリングのご予約はお電話にて承っております。

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