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2023.05.15

小学校低学年の歯列矯正で用いられる非可撤式装置

子どもの歯列矯正のうち、6歳~12歳頃の乳歯列期~混合歯列期に行うものを1期治療といいます。

1期治療にて使用される装置のうち、今回は非可撤式矯正装置にはどのようなものがあるかご紹介します。当院では、可撤式装置が第一選択ではありますが、どうしても適用できない場合に非可撤式装置を使用します

 

1期治療で使用される矯正装置

1期治療では、顎の骨の成長に合わせて将来生えてくる永久歯が並ぶためのスペースを整える治療を主な目的としています。そのためには、顎の骨を広げる装置や、正しい噛み合わせに導くような装置を用いて土台作りをします。1期治療で使用される矯正装置は、可撤式装置、非可撤式装置、顎外固定装置の3種類に分けられます。

 

自分で取り外しができない装置(非可撤式装置)

非可撤式装置はお子さまの意思で取り外しができません。そのため、可撤式装置よりも効果が出やすいというメリットもあります。ただし、装置が常にお口の中にある状態になるため、歯磨きはいつも以上に丁寧に行う必要があります。このようなデメリットもあることから、当院では非可撤式装置を使用するケースはあまりありません。

 

・急速拡大装置

上顎が小さい人、受け口の人に対し、上顎の骨の成長を促し、幅を広げるために使用します。装置の真ん中にあるねじを、保護者の方が1日に決められた回数・量に従って操作する必要があります。急速を謳っていることもあり20日間で歯列の横幅を約8mmほど拡大します。

 

・クワドヘリックス

前回ご紹介した床拡大措置と、急速拡大装置の中間的な存在がクワドヘリックスです。1本のワイヤーを曲げて作製されるもので、複雑な設計がゆえに比較的細かく調整することができ、歯の複雑な移動も可能になります。36ヶ月かけて46mmほど歯列の横幅を広げることができます。

 

・リンガルアーチ

受け口で歯を前に出したいときなどに使用します。太いワイヤーに細いワイヤー(弾線)がついておりこの弾線を調整することによって歯を動かしていく仕組みです。

 

このほかにも、開咬に対して使用するタンクガードなどがあります。

 

まとめ

今回は、1期治療にて使用される非可撤式矯正装置についてご紹介しました。成長期に歯列矯正を受けて歯並びや噛み合わせを整えることは、生涯健康に生きていくために様々なメリットをもたらします。次回は顎外固定装置についてご紹介します。

当院では治療実績の豊富な矯正専門医が在籍しております。まずはお気軽にご予約ください。カウンセリングのご予約はお電話にて承っております。

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