今回は、インビザラインで使用した後のマウスピースの取り扱いについてご紹介します。インビザラインの治療では、1~2週間おきにマウスピースを新しいものに交換して治療を進めていきます。使用した後のマウスピースは保管すべきか破棄してもよいのか、迷ったことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
使用後のマウスピースはとっておくべき?
インビザラインの治療を進めていく中で、基本的には使い終わった古いマウスピースに戻ることはありません。したがって、破棄しても大きな問題はありません。ただし、1つ前のものだけは残しておいて、次のような場面で使用することはあります。
・計画通りに治療が進んでいないとき
新しいマウスピースに交換したときに、それまでの期間に歯が思うように動いておらず、マウスピースがきつくて入らない、痛みが出るなどの不具合が生じる可能性があります。そのようなときには、1つ前のマウスピースに戻って様子を見ながら治療を続けていくケースもあります。
・旅行などで長期間自宅を離れるとき
旅行や出張などで長期間自宅を離れている間に、マウスピースを紛失したり破損する可能性もあります。そのような場合に、マウスピースをつけられない時間が多くなってしまうと、治療が計画通りに進まなくなります。そのため、万が一の事態に備えて、旅行などの際には1つ前の段階で使用していたマウスピースを予備として持参していただくことをおすすめしています。
・マウスピースの作り直しが必要になったとき
日常生活の中でも、マウスピースが変形・破損してしまう可能性はあります。マウスピースを新しく作り直すことになると製作期間に約1カ月程度かかるため、その間の応急処置や後戻り防止の手段として1つ前のマウスピースを使用することもあります。
マウスピースを破棄する際の注意点
インビザラインのマウスピースは、基本的には再生資源にはなりません。地域によって分別ルールが異なるため、資源にならないプラスチックが可燃ごみなのか不燃ごみなのかを確認してから破棄するようにしましょう。
まとめ
今回は、インビザラインで使用した後のマウスピースの取り扱いについてご紹介しました。使用後のマウスピースは一定期間保管し、地域の分別ルールに沿って処分しましょう。
当院では治療実績の豊富な矯正専門医が在籍しております。カウンセリングのご予約はお電話にて承っております。