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2023.11.06

切端咬合の原因と放置するリスク

今回は、切端咬合の原因と放置するリスクについてご紹介します。切端咬合とは、上下の歯を噛み合わせたときに、前歯の先端同士がちょうど当たっている状態の噛み合わせです。本来であれば、上顎が下顎の歯に3mmほどかぶさっているはずですが、切端咬合の場合はその隙間がありません。前歯の前後関係に問題がある反対咬合(受け口)と、上下の位置関係に問題がある開咬を併発している状態といえるでしょう。

 

切端咬合の原因

切端咬合が生じる原因としては、主に次の3つが挙げられます。

 

・骨格

上下の顎の骨の位置が水平方向で問題がある場合は、骨格性の切端咬合といえます。上顎の骨に対して下顎の骨がわずかに前方方向に位置している場合、反対咬合(受け口)と同様の不正咬合が生じます。

 

・歯の傾き

上顎の前歯が内側に傾斜して生えている場合も、切端咬合の原因となります。

 

・日常生活の癖

口呼吸や舌の癖が原因で、切端咬合を生じることもあります。

 

切端咬合を放置するリスク

 

・歯が摩耗する

本来、前歯は上下がぶつかり合うことに耐えられるような構造になっていないため、上下の衝撃に弱いとされています。切端咬合の場合は噛み合わせるたびに歯と歯がぶつかり合うことになるため、歯の先端に負担がかかって摩耗したり、欠けるおそれがあります。

 

・顎に負担がかかる

切端咬合の場合は、前歯どうしがぶつかってしまうため奥歯が噛み合っていないこともあります。そのような場合、無意識のうちに噛み合わせを正そうとして下顎を不自然にずらすような動きをするようになり、顎の関節に大きな負担がかかります。これが日常的に続くと、顎に痛みが出たり、顎関節症を生じるおそれがあります。

 

・歯が動揺して噛むときに痛みを生じる

切端咬合により常に歯と歯がぶつかる状態が続くと、歯に負担がかかってぐらぐらと揺れてくることもあります。それにより、食事をするときなどに歯に痛みが出るおそれがあります。

 

まとめ

今回は、切端咬合の原因と放置するリスクについてご紹介しました。歯並びに問題がなければ切端咬合に気づかない方もいらっしゃるため、知らず知らずのうちに放置してしまうケースもあります。噛み合わせが気になる場合は、早めに矯正治療の専門医に相談するようにしましょう。

当院では治療実績の豊富な矯正専門医が在籍しております。カウンセリングのご予約はお電話にて承っております。

 

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