今回は、歯並びを悪くしないために食事中の姿勢で気をつけたいことについてご紹介します。以前のブログでも姿勢と歯並びに相関があることをお伝えしましたが、食事のときの姿勢にも注意が必要です。日頃、お子さまがどのような姿勢で食事をしているか意識していらっしゃいますか?
なぜ食事中の姿勢が歯並びに影響する?
歯並びが悪くなる原因には先天的なものと後天的なものがありますが、食事中の姿勢に関しては後天的なものに含まれます。歯が綺麗に並ぶためにはそれだけの十分なスペースが必要であり、歯が生える土台となる顎の骨がしっかり成長していることが求められます。良くない姿勢で食事をしていると、しっかりと噛めないので顎の骨の発育が促されません。したがって、食べ物をよく噛んで飲み込むためには正しい姿勢で食事をする必要があり、それにより顎の骨の成長と綺麗な歯並びに繋がるのです。
食事中の姿勢で気をつけたいこと
食事中の姿勢は、具体的にどのようなことに気をつけるべきなのでしょうか。
・足元を安定させる
特に小さいお子さまに注意が必要ですが、椅子とテーブルの高さによっては足が地面につかず宙にぶらぶらと浮いた状態になってしまいます。正しい姿勢を保つためには、足の裏をしっかり地面につけて足元を安定させることが大切です。テーブルの高さに合わせたハイチェアなどを使用するときは、足置き台に足を置くようにしましょう。
・テーブルの高さやテーブルまでの距離を調整する
テーブルの位置が高すぎる、テーブルまでの距離が遠すぎるといったことがあると、自然と食事中の姿勢も悪くなってしまいます。テーブルの高さは、胸とおへその中間あたりにくるぐらいの高さになると良いでしょう。また、テーブルまでの距離は身体とテーブルの間に握りこぶし1つ分スペースができるのが理想です。
・正面を向いて食べる
食事中にテレビがついていると、そちらに気をとられて横向きや後ろを振り向いて食事をすることになります。すると、片側の歯でばかり噛む癖がついてしまうのです。正しい姿勢を保って噛むことに集中するためにも、食事中はテレビを消し、正面を向いて食べるよう心がけましょう。
まとめ
今回は、歯並びを悪くしないために食事中の姿勢で気をつけたいことについてご紹介しました。食事の際はできるだけお子さまの姿勢を確認する習慣をつけましょう。
当院では治療実績の豊富な矯正専門医が在籍しております。カウンセリングのご予約はお電話にて承っております。