ブログ

2024.04.08

ワイヤー矯正中の歯ブラシの選び方

 

今回は、ワイヤー矯正中の歯ブラシの選び方についてご紹介します。矯正治療中は、これまで以上に丁寧に歯磨きを行い、むし歯や歯肉炎を予防することが大切です。むし歯や歯周炎の原因となるのはプラーク(歯垢)ですが、このプラークを効率よく除去するためには、歯磨きの際に使用する歯ブラシ選びにもポイントがあります。

 

ワイヤー矯正中はなぜ歯磨きが大切?

ワイヤー矯正では、歯の表面にブラケットとよばれる装置をつけ、そこにワイヤーを通して歯に力をかけます。この装置は取り外しができないため24時間ずっと装置がついている状態です。したがって食事の際に食べ物が装置の周囲に挟まりやすくなったり、歯磨きをするときも何もない状態のときに比べて格段に磨きにくくなる傾向にあります。実際、これらのことが原因でワイヤー矯正の治療中にむし歯や歯肉炎になってしまう方も一定数いらっしゃいます。そうならないためには、歯に装置がついているということを十分考慮した上で適切なツールを用い、正しく歯を磨くことが非常に大切です。

 

ワイヤー矯正中におすすめの歯ブラシ

一般的な歯ブラシを駆使して装置の周りを磨くには、多少のテクニックが必要です。矯正治療用として販売されている歯ブラシを使うことで、磨きにくさも解消され、効率よくプラークを除去できるでしょう。矯正治療用の歯ブラシには、以下のようにいくつか種類があります。

 

・山型

歯ブラシの毛束の中央部分が高くなっており、横から見ると「山」の字に毛がカットされています。この形状の歯ブラシはブラケットやワイヤーの周囲を磨くのに適しており、毛束の頂上の部分を斜めに当てるようにすると細かな隙間にも歯ブラシの毛先が行き届きます。

 

・U字型

歯ブラシの毛先の中央部分が低くなっており、横から見ると「U」の字に毛がカットされています。歯にブラケットがついている部分はどうしても凹凸が大きくなるので、この場所にU型のブラシを垂直に当てるとブラケットの部分に負担をかけずに軽い力でも効率よく磨くことができます。

 

・2列型

毛束が縦に2列になっている歯ブラシです。コンパクトなつくりなのでブラケットの側面にもしっかりフィットします。また、治療途中の重なり合っている歯を磨くときにもブラシの毛先が届きやすくなります。

 

まとめ

今回は、ワイヤー矯正中の歯ブラシの選び方についてご紹介しました。矯正治療中も毎日の歯磨きを丁寧に行い、お口のトラブルを防ぎましょう。

当院では治療実績の豊富な矯正専門医が在籍しております。カウンセリングのご予約はお電話にて承っております。

一番上に戻る
TEL:03-5447-5533TEL:03-5447-5533 初診WEB予約初診WEB予約 再診WEB予約再診WEB予約